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新薬剤師国家試験について――その概要と準備

■概要
平成25年3月に実施される第98回薬剤師国家試験は、薬学6年制がスタートして2回目の国家試験となります。
旧国家試験の出題基準と大きく違う点は、@問題数が大幅に増加したこと(旧240問→新345問)、A実務問題の比率が増えており、薬剤師として必要とされる基本的な知識のほかに、医療の実践の場において求められる知識・技能・態度等を確認する内容となっていることです(全345問中150問が実践問題)。
「必須問題」の内容は、4年時に実施される薬学共用試験(CBT)の内容に近いものと推測されますが、共用試験の合否ラインが概ね正解率60%であるのに対して、新国試では、各科目で50%以上、全科目で70%以上の合格基準が示されました。したがって、1ランク上を目指した共用試験の復習が必須です。
「一般問題」は「理論問題」と「実践問題」で構成され、各科目で35%以上の合格基準が示されました。また、必須問題、一般問題を合計した全問で65%以上の合格基準が示されています。
「理論問題」の内容は、概ね旧国試の内容・形式に近いものになると推測されます。新国試出題基準では、全345問のうち、旧国試から良質の問題が20%程度出題されることも示されていますので、過去問の学習は必須です。
「実践問題」の多くは「複合問題」です(全150問中130問)。基礎薬学と実務、医療薬学と実務というように、まさに新国試の狙いである「医療の実践の場において求められる知識・技能・態度等を確認する」内容となります。

図).新薬剤師国家試験 出題区分

■準備
上記のように、新薬剤師国家試験は、質・量ともに旧来にまして大幅に難易度が高まるものと想定されます。いちおうの出題基準は示されていますが、実歳に出題されてみないとわからない、というのが大方の予想です。
難易度からいうと、必須問題 < 一般問題・理論問題 < 一般問題・実践問題 になることは容易に想像できます。このようなときは、「比較的易しい問題は取りこぼさない」ことが大切です。

まず、必須問題は80%以上の正答を目指しましょう。これは、4年時にパスしたCBTの内容とほぼ同じとされていますから、より多くの問題を経験することで、自然と点数が稼げるようになります。
      目標としては、90問×80%=72問正答

次に一般問題の理論問題ですが、これは、内容と形態が旧国試問題と同様のものになると想定され、過去問から20%程度出題されることが示されています。したがって、過去問をより多く“解く”ことが大切です。解くというのは、問題と解答を確認することではありません。どうしてその解答に導かれるのか、その原理を理解するということです。そうすることで、過去問から改題されたような類似問題が出題されたときに容易に正答することができるからです。
      目標としては、105問×70%=73問正答

さて、一般問題の実践問題ですが、これは出題委員も苦心するものと想像できます。なぜなら、従来の薬学教育では、基礎薬学と実学、あるいは医療薬学と実学を関連づけた教育がなされていないからです。また、そのようなことを教育できる教員がいないのが実態なのです。したがって、難易度としては、従来の教育で学んだ範囲で容易に正答できるものが半数、そうでないものが半数程度と思われます。
      目標としては、150問×60%=90問正答

上記を合計しますと、必須問題72問+理論問題73問+実践問題90問=235問(68.1%)となり、合格基準である65%をクリアします。

勉強の仕方としては、昔も今も基本的に同じスタイルが最も効率的でいいでしょう。それは、過去問や予想問題集を数多くこなしていくということです。原理から学んでいくという方法もなくはありませんが、そんな時間的な余裕は残されていないのが実情でしょう。このホームページのトップページにも案内されていますが、『新薬剤師国家試験対策 精選問題集』(評言社刊)は、全9巻で約4,000問収載されていますから、相当な勉強ができるはずです。これに加えて、過去問10年分(全2,400問)を勉強すれば、上記の正答率68.1%は必ず達成できます。

勉強のポイント

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